こんにちは。サトパパです。
とうとうアメリカのトランプ大統領がWHO(世界保健機関)から脱退を表明しましたね。
脱退することでどうなるのか?
日本への影響なども気になりますね。
そこでこの記事では、
- トランプ大統領がWHOを脱退した理由
- WHOから脱退するとどうなる?デメリットは?
- アメリカがWHOから脱退すると日本へどんな影響がある?
と書いていこうと思います。
目次
トランプ大統領がWHOを脱退した理由
まず理由についてですが、新型コロナウイルスでの対策で、トランプ大統領がWHOのテドロス事務局長に疑問を抱きました。
理由としてはこうです。
- 故意に警告しなかったこと
- 軽視していたこと
- 注意を促さなかったこと
そして、一番の理由は「米国の利益そぐわない」ということです。
「米国の納税者の金を、米国の利益にそぐわない組織に提供し続けることはできない」と述べたという。
トランプ大統領は以前からWHOは米国に対して不公平、中国寄りの機関だと発言していましたよね。
そして今後、多額の拠出金をだす条件として提示したのが「テドロス事務局長の辞任」と「中国寄りの姿勢の改善」でした。
アメリカは新型コロナウイルスの死者数が10万人以上と莫大な被害を受けていますからね。
WHOとしてもアメリカが一番の資金拠出国で脱退されたくはなかったと考えられますが、避けれなかったようです。
中国が隠蔽したとまでトランプ大統領は発言していて、溝は深いですね。
WHOから脱退するとどうなる?デメリットは?
アメリカWHO脱退ってマジかよ。これに乗って、ほかの国も抜けたら国際社会がどうなるやら…
— るん (@RuN__1__RuN) May 30, 2020
アメリカは企業でいうところの大株主なので、これは世界情勢も気になるところ。
その資金が停止するだけで、アメリカ×WHOだけでなく、以下のような変化が生まれてきそうです。
- 最新情報が入らない
- 新薬が開発遅くなる
- 薬がなかなか手に入らない
- アフリカへのワクチンが停止
- ワクチン提供が遅くなる
- 結果、感染症が世界中に蔓延する可能性
トランプ氏は会見で、米株式市場に上場している中国企業の透明性向上に向け「特異な行為」をしていないか作業部会で検証すると語った。さらに、中国人の学生らが米国内の大学や研究機関で技術窃取を繰り返してきたと非難。記者会見後は、中国人民解放軍に連なる研究機関に所属する大学院生の米国への入国を禁じる大統領布告に署名した。産経新聞より引用
かなり中国に対して敵対心があるように思えますね。
脱退することによって、アメリカもWHOからの情報は停止しますが、WHO側には資金面で多大なデメリットがあることがわかります。
アメリカがWHO(世界保健機関)に拠出していた金額はいくら?
パーセンテージで記載されている記事がありました。
米国の資金が永遠にストップすれば、WHOの財源に多大な損失が生じる。2018-2019年のWHO予算総額56億ドル(約5990億円)の約15%が、米国からの資金だ。
Swissinfo.chより引用
2018年~2019年の資金拠出額は、15%となっており計算すると、約894億円の資金を提供していたことになります。
めちゃめちゃ支援していたので、この資金がなくなると、かなりできることに制限がかかるでしょうね。
ヨーロッパの負担が増える可能性
WHOはアメリカへ再考するように声明をだしましたが、トランプ大統領が折れる可能性は低いとみています。
特別な条件があれば、もう一度加入する可能性もありますが。。。
アメリカの資金が停止したことで、ヨーロッパの負担が増えると言われています。
その一方で、WHOには改革も必要だとして、「ヨーロッパが資金面でもより責任をもって関わる必要がある」と強調し、ドイツがことし7月からEU=ヨーロッパ連合の議長国を務めるうえで、優先して取り組む課題の1つになるという認識を示しました。
NHK NEWS webより引用
どうなるのでしょうね。
アメリカがWHOから脱退すると日本へどんな影響がある?
こちらはアメリカが脱退してすぐに日本への影響があるとは限りませんが、
あるとしたら「日本も脱退」の可能性です。
今日の産経新聞
— Rei Natsuaki /夏秋 令 (@ReiNatsuaki) May 30, 2020
米、香港優遇撤廃へ
WHO脱退表明
トランプ大統領が中国と真正面からぶつかって対決する意向のようです。ここは日本も続くべきです。具体的には、まず香港に関して中国に対抗措置を取り、米国に続きWHO脱退をして米国と台湾とで新しい保健の国際組織を作るべきだと思います。 pic.twitter.com/LZAZsqsCzP
あとは、円高になる可能性もありますね。
暴動 中国への制裁 WHO脱退
— きんぐ (@the_gamer0811) May 30, 2020
円高要素しかない
どうなるか
株価などにも影響はありそうです。
日本も脱退しアメリカ主導の新しい機関を加入する可能性もある?
アメリカと日本は同盟がありますし、トランプ大統領から圧力があれば、日本も脱退を検討する可能性は十分にあります。
日本は微妙なんだよなぁ…
— なたさも (@Nukko1373) May 30, 2020
でもWHO改めCHOを脱退して
米主導で新しい世界保健機関的なのを作っていくのが一番理想な気がするけどどうなるかわからんしなぁ… https://t.co/oJG08ZtrjS
まさにこれが起こる可能性はあります。
トランプがWHO脱退して別団体立ち上げるっていうの、トランプが政治家になる前にWWEでプロレスキャラやってた時みたいな展開なんだが、二つの団体で混乱を極めるだけでなく日本はこれ下手すると両方の団体に資金提供させられるハメになるな。
— CDB (@C4Dbeginner) May 29, 2020
日本は世界的にみて残念ながら、そこまで力はありませんので、アメリカを敵に回す訳にはいかないのも事実。
かといって、新しい機関ができ、日本が加入すればWHOから脱退もするでしょうね。
まだ明確には分かっていませんので、今後も世界情勢を追っていきます。
まとめ
今回はアメリカがWHOから脱退し、それによってどうなるのか?影響などについて書いてきました。
可能性として、
- 新薬が開発遅くなる
- 薬がなかなか手に入らない
- アフリカへのワクチンが停止
- ワクチン提供が遅くなる
- 結果、感染症が世界中に蔓延する可能性
というのがありますが、
アメリカ主導で新しい機関を作る可能性もあり、そこへ日本も加入する流れもあり得る展開になってきました。
もし、ヨーロッパも脱退するとなると、WHOの存在意義がなくなり、世界情勢も大きく変わる可能性もあります。
もしかしたら、トランプ大統領はそこまで読んでいたのかもしれませんね。